映画

『天気の子』を観て、私が不満に思うのは○○○○○○なところ。

総評

評価:3.7 out of 5 stars (3.7 / 5)

個人的には『君の名は。』と比べるとどうしても不満が残ってしまう作品でした。そこで今回の記事は『天気の子』を観て私が感じた不満点を挙げてみました。『天気の子』を鑑賞して何かモヤっとしてしまった方には共感して頂ける内容だと思います。

逆に『天気の子』を気に入った方には不快な思いをさせてしまう可能性があるので、この記事を読まないようにお願いします。

私が感じてしまった7つの不満点

主人公・帆高の心情に共感しにくい

親とは何があったのか?なぜ島を出たのか?主人公・帆高が島にいた頃の背景が全く描かれていないので彼の心情に共感することができませんでした。

「拳銃」が有効に機能していない

「拳銃」は人を殺すことができる恐ろしい道具。本作のマクガフィン(作中の舞台装置)として拳銃を選んだのであれば、カタルシスを生み出す上で誰かの死を伴う大きな代償が必要だったのではないかと思います。

露骨すぎるカメオ出演

カメオ出演やイースターエッグはファンにとっては嬉しい隠し要素で、作品をより深く楽しむことができます。ただし、本作では瀧くんと三葉があまりにも露骨にカメオ出演していたため、作品の世界観を邪魔していたように感じてしまいました。

帆高のナレーションが多すぎる

物語の展開だけでメッセージが十分に伝わってくるのに、帆高のナレーションが多すぎて押し付けがましく感じてしまいました。

挿入歌の使われ方が微妙

RADWIMPSの挿入歌と作中のシーンが見事にがっちりとハマっていた『君の名は。』と比べると、挿入歌の使われるタイミングがあまり効果的ではなく、あまり心に響いてきませんでした。本作の主題歌『愛にできることはまだあるかい』がとても好きな曲なので、より一層残念に感じてしまいました。

意味のない伏線

雨の塊が空中に漂う伏線めいたシーンがありましたが、結局何も回収されないまま物語が終わってしまったため、描く必要のないシーンであったと思います。

「二次元」的な屈折した女性像

作中に登場する女性キャラクター(陽菜さん、夏美さん)がいわゆる「二次元」的にかなり屈折した女性像として描かれていたため、残念ながらキャラクターとしてあまり好感を持つことができませんでした。『キミの名は。』の三葉の方が魅力的なキャラクターだったと思います。

さいごに

ここまで不満をタラタラと書き綴ってしまいましたが、都会のビルに差す美しい日の光と影のバランス、普段見慣れているはずなのに怖さを感じてしまうほどおどろおどろしい雨など、本作の圧倒的な映像美には息を呑まずにはいられない素晴らしい作品でした。日本のアニメーションのレベルの高さは本当にスゴい。

青空って本当にいいものですよね。さあ、今日もどこかへ出かけよう。